2010年11月16日

ウインドウモール/ウェザーストリップ交換 前編

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今回ウェザーストリップとウインドウモール交換の作業させていただくのは40周年記念車。
ローバーミニとしては最終に近いモデルですが、既に10年以上経過しております。
まずは各所をチェックしてみましょう。

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フロントウェザーは硬化はしているものの、ひび割れも無い状態。
但しところどころに膨らみがあり、サビの発生も予想されます。
実際に水漏れもあるとの事ですので、注意して作業したいと思います。
ただし、水漏れを止める為にウェザーストリップを交換するのは注意してください。
鉄板のゆがみによって水が入っていることも多く、ウェザー交換では直らない可能性と、最悪の場合は余計に水漏れが激しくなる場合だって考えられます。


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リアはフロントよりも悪化しております。
モール部分は茶色に変色し、ウェザーストリップもかなりの硬化と縮みが見られます。
中央下のゴムの継ぎ目は隙間が出来てしまい、オーナー様自らシーリングしている状況です。


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リア角。
こちらは湾曲の部分にヒビが入っております。
ウェザーストリップの劣化が良く判る部分でもありますので、皆さんのミニも確かめてください。


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クオーターウインドウ角。
はめ込み式のクオーターウインドウでは水が入るほどのダメージを受けている物は少ないですが、こちらは劣化の為にオーナー様の手でシーリング処理をされています。


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交換するウェザーストリップ。
フロント(幅広タイプ)、リヤ、クォーター用のウェザーストリップとモール、モールクリップです。


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上が純正品、下が強化品です。
ゴムの合わせ目に注目!
スッパリと断ち切ったゴムを直接繋いだ純正に対し、同じように繋いだ上にラバーシールで繋ぎ目を補強してあるのが強化品です。
今回の品物は滑らかに処理されておりますが、ロットによってもう少し肉盛りされている物もありますのでご注意。
強化品は素材自体も、やや硬質な印象です。
白く見えるのはゴム表面を酸化から保護する薬品です、汚れているわけではありませんのであしからず。

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現状確認が終わったら、作業に入ります。


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前も後ろも厳重にマスキング。
大切なお車を傷つけたり汚したりしない為に、作業箇所周辺を確実にマスクします。


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モールクリップを外します。


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外すとこんな感じです。
取り付けるときは隙間無くぴったりにモールを切っても、経年劣化で縮んでこれくらいの隙間が開いてしまいます。


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モールはウェザーストリップの中でガラスを固定する役割を果たしています。
モールを取ることにより、ガラスが外れやすくなります。
汚くなったからといって、このモールだけを取り外すのは大変危険ですのでおやめ下さい。


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取り外したウェザーストリップとウインドウモール。
リアのウェザーはやはり繋ぎ目で分離しておりました。
また、全体的に水が周ってウェッティな印象です。


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左が新品右がオリジナルのモールの断面です。
モール自体は透明な樹脂の中に金属箔が封入されていて、金属の輝きが表面から見える仕組みになっております。
取り外したモールは樹脂が縮み、更に外側から中心に向かって茶色に変色しているのがわかります。
古いモールを磨いても綺麗にならないのは、見れば納得して頂けるのではないでしょうか。


posted by すたんもあー at 15:05| 東京 ☁ | TrackBack(0) | 製品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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